2005-03-06 Sun

グーグル・データセンターの秘密 - Googleすごい

ハードディスクドライブは壊れやすい


 研究をするようになって、研究していない人とのギャップを感じることが多い。ギャップのひとつに、ハードディスクドライブ(HDD)に対する意識の違いがある。

 多くの方は、PCのHDDが寿命切れに見舞われる前にノートパソコンを交換すると思う。なぜならインターネットの利用や、メールの受信くらいならHDDに大した負荷はかからないからだ。しかし、丈夫そうなHDDでも、研究や仕事で多少ハードにデータを出し入れしたら半年以内にガタがくる。一回でも「カツン」と異音を発したHDDは怖くて起動用ドライブとしては使えない。そのため、私はメインマシンのHDDを最低でも半年に1回交換している。出費はかさむが、データ全消失という最悪の事態に対するリスクマネジメントと考えると安い。

検索エンジンは壊れやすい


 検索エンジンの命は、メモリとHDDだ。しかし、メモリがお釈迦になることは少ないので、HDDの消耗が問題となりやすい。複数の計算機が連携動作し、1台の計算機上で動かしたデータベースは、数百GByteのデータを利用する。さらにユーザの検索要求も処理する必要があって・・。とハードディスクに対する負荷は大きい。検索要求に対する結果を返すためのデータを作るためには、膨大なデータに対し、膨大な計算量が必要である。そのような計算中はHDDが、ガリガリガリガリとなって大変な音がする。そして、突然壊れてしまう。研究者は有事に備えてバックアップをとっているが、運が悪いとバックアップも壊れて・・・。

リスク回避のあの手この手


 グーグル・データセンターの記事を読んでいると、あまり深いところまで掘り下げてはいないが壮絶な風景が頭によぎる。ひょっとして伊藤さんの、はてなに関するプレゼンを何度か見ているからだろうか。

 重要なポイントは、日々の作業を効率化するために不便を吸収するテクノロジーを生み出す必要があること、と、シンプルで安価なものを大量に扱うことで価値を生み出すということだ。1台の巨大データベースより、10台の小規模データベースを連携させた方が計算効率は確かに良いだろう。

 記事中にはデータセンターの火事が取り上げられていた。たしかに数百台の計算機が一度に燃えたらどうにもならない。安い計算機を使う場合には、とくに電源と冷却ファンに注意を払う必要がありそうだ。

 この手の記事は、どこから読んでもワクワクするので、どんどん公表して欲しいなぁ。

【関連記事】
いま明かされる、グーグル・データセンターの秘密 - CNET Japan
はてなCTOの伊藤直也氏が語る「はてな開発の裏側」

投稿者:としのり  日時:23:59:59 | コメント | トラックバック |