不満をネット上で公開するときのTips 10+α

「ネガティブなことはネットに書かない方が良い」という意見を個人的に観測する機会が多いですが、ブログに書くことでしか不満を解消できないほどに追い詰められた精神状態になることは、ごく普通にあります。

たとえば、ゴルフサイトを一日中眺めている上司から突然「ちょっといいですか? 1+1は?」と聞かれて普通に「2ですよね」と答えたら「いや、それは2では無い可能性もあるのではないかな?」などと言われたら、「え?何を言ってるんだユーは別に数学者じゃないし物理学者でもないだろ頭大丈夫ですか?」と思いピヨッてしまうのは無理も無いのです。と僕は思っています。

ということで、不満をネット上でぶちまけるときに気をつけたいことを書いてみます。


1. 柔らかい文体で書く


不満を書くときは、ですます調、で、柔らかい表現で書きたい。

口に一回出してみて雰囲気が悪くならないかを考えたり、自分の人格や能力を疑われたりしないかを考えると良いかもしれない。

また、うまいことを言ってやった感、を一切出さないようにしたい。

ネガティブで強い文体は「上から〜」「自分の立場〜」という古典的な否定手法を使いやすくする。
特なことがほとんど考えられない。(キャラづくりができるかも)

2. 他人が理解できない部分をガッツリ削る


不満をドドドドって書いたら、少し寝かせて、その後で多くの人が構造や例を理解できない文章は削った方が良いと考えている。

誰かに伝えたいだけなら、TwitterとかLINEとかでいいだろうし、他人に理解できない文が多く含まれた文は、伝搬力が下がるし誤読されやすい。

退職エントリとかは公開する1ヶ月前から書き始め、5回くらい書き直したほうがいい。

3. 不満の矛先の実名を出さず、一意に特定できない様に編集する


名誉毀損、営業妨害、ハラスメントなど、危険がいっぱいなので、敵の実名を出してはいけないし、「敵を一意に特定できるとは限らない」と強弁できる様な逃げ道は残すべき、と考えている。

逃げ道を残すなんて覚悟が足りない、という意見を食らうかもしれないが、責任を取る人は閲覧者ではないので。

ネガティブなことを書くときは常に二重以上の意味をもった文字列を使うことを心がけたい。

4. 不満を他人が理解できる例で例える


基本的に、他人は自分と違う世界を生きているから他人に自分を理解することは一生できない、と考えたほうがいい、と考えている。
特に問題の構造を正しく伝えることは難しいだろう。

とはいえ分かり合えないのは辛い。

なので、自分と他人の中間にあるような現実や想像上の例をつかって、問題の構造を伝えるのが、相互理解の第一歩だと思う。

具体的には映画、ドラマ、ゲーム、アニメなどを例に使うのが手軽。

5. 個人的な意見であること、また、閲覧者が不満の対象ではないことを強調する


閲覧者の中には、自分の不満と他人の不満を混同する方が一定数いる、と考えている。
また、不満の矛先が自分であると勘違いする方が一定数いる、と考えている。

問題の構造が違っても、問題を表現する文字列の表層が部分一致するだけで、混同されてしまう場合がある。

「あくまでも個人的な意見なのですが」とか「僕は思ってます」「これは、みんなには直接関係ないけど」の様に、混同をガードする表現を付け加えておくと安全だ、と僕は個人的には思うのです。

6. 謙虚に不満を書く


閲覧者は他人に対して常に謙虚さを求める、と考えている。

自分自身が謙虚であることと、意見の中に謙虚さを織り交ぜることは別のことである。

今後は頑張る、なお一層励む、などの表現は古来より研究され尽くしているので、株主総会とか謝罪会見の書き起こしとかを読んでみるのも悪くないかもしれない。

7. 不満を暴言で表現しない


不満を書くときに、「ばーかばーか、あーほあーほ」などの様な軽い暴言から、閲覧者を不愉快にする暴言や、相手の人格を徹底的に貶めるような暴言までいろいろ使えますが、暴言は書かない方がいい、と考えている。

不満を暴言で表現してしまうことは、不満の本質を文字列で表現できる知性が無いのではないかと、閲覧者に勘ぐられる隙を作ることになる。この隙は自分の意見の伝搬力を自ら損ねる原因になる。

8. 不満の解決方法について提案し、考察する


不満を述べるだけだと閲覧者は勢い良く叩いてくる可能性が高い、と考えている。

不満を叩く際のおもな手法は3つで「解決方法を示す」「問題を無かったことにする」「自己責任だとと述べる」である。

なので、あらかじめ自分で考えられるだけ全部やっておく。その際に整理整頓はしておく。もちろん見出しをつけとく。

9. 見出しを使って不満を整頓する


閲覧者のほとんどは、未整理状態の意見を深く読む暇がない、と考えている。

まれに読解力が足りない場合というのもあるかもしれないが、整理整頓して不満を書けば流し読みしても誤読しない。

10. 要するにどうなのか不満をまとめる


まとめは大切だ、と考えている。

最初と最後しか読む暇が無い層にも、自分の意見を伝えるために、まとめが必要だ。

11. 無理やり不満をポジティブに変換する


最初から最後までネガティブな意見は、他人の反射的な反応を促進するための特徴を多く含む、と考えている。

あえて、不満をポジティプに示すことで、そのポジティブさが異常であることを理解できるような暇、または読解力をもった閲覧者層に不満を披露できるのではないか。

筆者「いやーあと一手で詰みますが、幸い時間制限はありません。じっくりやりますよ」

読者「詰んでるじゃん!!」

みたいな感じです。

12. 不満に対する楽観的な意見をあえて書いてみる


世の中でうまくいっている人は楽観的な意見を無理やりでも口にしていると考えている。

なので、不満ばかり書かず「寝たら何も考えなくても明日は来る」みたいなことを書くことで、自分を落ち着かせることも大切である。

いや、ほんとに。すごい人ほど、ほぼわざと努めて楽観的にしてるし、それで上手くいくからだんだん素で楽観的になってく。うまくいかないときも楽観的でいなければ、将来も悩みは尽きないということか。

まとめ


投稿者としては誤読されたりリスクを抱えたりする形で不満を書きたくないですね。

閲覧者としては問題の構造を正しく理解したいし、不満の矛先が自分ならその事実を把握したいのだと思います。

そしてうまいビールはうまいです。

参考文献


- http://chalow.net/2006-01-04-3.html
どんな否定的な理由も、自己都合、嗜好の問題に変換しておくことが肝要。
辛口不要。

# こういう話を@ytoさんから長期に渡って教わっていた。ありがたや。

- http://b.hatena.ne.jp/entry/moznion.hatenablog.com/entry/2013/12/11/105932


投稿者:としのり  日時:23:59:59 | コメント | トラックバック |
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